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2017年11月

スリーハックルドライフライ

スリーハックルドライフライ
・・・Three Hackle Dry Fry

テンカラ ボマー毛鉤

[caption id="attachment_18913" align="alignnone" width="800"]DSCF5497 Three Hackle Dry Fry[/caption]

秋山郷毛鉤のドライフライバージョン

[caption id="attachment_18914" align="alignnone" width="800"]DSCF5499 Three Hackle Dry Fry[/caption]

黒 バージョン

[caption id="attachment_18915" align="alignnone" width="800"]DSCF5500 Three Hackle Dry Fry[/caption]

何故
スリーハックルドライフライかと説明すると

[caption id="attachment_18916" align="alignnone" width="800"]DSCF5501 Three Hackle Dry Fry[/caption]

全てがコックネックハックルだけ
ボディはサドル側の長いハックルをダブリング
・・・全てのバーブを片側に寄せる
密に巻いてハサミで整形してボディを作った後に
ボディ・ハックルを荒く巻く
フロントハックルは少し長めで通常の巻き上げ
ウーリバッガーのドライフライ版に見えても
源流は秋山郷毛鉤

拘って集めたコックネックを使い放題(笑)

大きな深場の瀞を攻めあぐねたそんな時に
大岩の横か底が見えない淵の真ん中に浮かべて待つ
吸い込まれるように毛鉤が消えれば
ほぼ尺上以上の大岩魚・・・

京毛鉤 Ⅱ

京毛鉤 Ⅱ

土日は秋の祭礼儀式の提灯役で天気の中無事終る
・・・目の前を流れる犀川が恨めしい(笑)
それでも一日の終わりは毛鉤巻き

表題の京毛鉤
鮎毛鉤を参考に渓流魚用京毛鉤となれば
鈎サイズは#14~16程度で抑えて(TMC9300)
金玉は昔にTMCで販売されていたガラスのゴールドビーズ
効果を感じている先玉と剣に帯巻きを基本として
後は組み合わせを愉しむ・・・
杣人毛鉤では無い豪華な材料も
ブルーイエローマコーにレッドマコー
ペリカンにコンドル・・・
これでも戦前型の村田鮎毛鉤には比較にもならない

これからの愉しみ

[caption id="attachment_18907" align="alignnone" width="800"]DSCF5496 京毛鉤[/caption]

安曇野の輸出用毛鉤を納戸の中探す
出てきたのが鈎を入れていた昔の紙箱
薄っすら残る印字はトレブルフック・バーブレス
モデル№は消えていて正体不明でも
1グロス入り(114本)の手書き文字は残る
特徴の有る字体は日本人の書く英字では無い

紙箱の中に残るFLY達
半世紀以上の歳月は羽根すら埃にしていた・・・
鈎は錆も無くポイントも残っているのに
この鈎にどんなパターンが巻かれていたのか
今となると悔やまれる

DSCF5495

鈎は残っているから
気が向いたら巻いてみよう

以下爺の戯言 --------------------------------

日本でFF釣法が紹介された時(一般化された時?)は1970年代初頭
それ以前から6角竿にシルクラインにFLYまで輸出品目として
この片田舎である長野でも生産されていた
残ったFLYを見直しても安物の鈎では無い
・・・タグ&リブの金属テインセルに残った下巻きから見ても
それなりの知識と材料が有って作られた物だと再発見

出来上がったFLYなり竿で釣りをしないとは思えない
それが1950代後半から1960年代初頭とすれば
周りから見ればとても奇妙な釣りに見えただろう・・・

同じ事がテンカラ釣りにも・・・
一般的にはテンカラ釣りは勿論
テンカラ竿自体知られていない時代が有った
(渓流竿定番の長さが4.5mから5.3mになった頃)
関川でも裾花川でも行く先々でテンカラ釣り自体が笑われた
・・・周りから見ればとても奇妙な釣りに見えただろう

中途半端な長さの竿に比べて無暗に長い道糸に毛鉤
(3.6mのテンカラ竿に3.6か4mの道糸でも)
地元でテンカラ竿を振る事自体が気恥ずかしい・・・そんな時代
(渓流竿で毛鉤の提灯釣りか毛鉤が餌代わりの時代)

今は笑われる事も無い・・・
でもシルクラインに竹竿のダブルハンドは近いものがあるかも(笑)
物好きかもしれませんが奇妙な釣りをしているのでは有りません

それにつけても犀川本流でお会いする皆様は優しい

京毛鉤

京毛鉤

日本古来の毛鉤となると京都に辿り着く
文献では1678年蠅頭(hae-gasira)京都の伊右衛門が販売
その頃はまだ順毛鉤式に羽根のファイバーを縛り付ける形式
その後の1756年に諏訪湖周辺で鶏毛を巻き付ける形が生まれ
1818~1829年頃に
京都三条河原町東・みすや針の永原屋茂八が菜種鈎(natane-bari)を販売
「菜種鈎」は黄色の小毛を鈎軸に巻き付け鈎頭に金色の玉
(文献では黄色でもその系譜で残るハヤ毛鉤はペールイエローの蜉蝣色)
その後に蚊針に毛鉤となる
蚊頭・蠅頭・蜂頭等の名称は
虫が群れ飛ぶ有様を現した釣り方も含んだ名称かもしれない
多針仕掛で流し毛鉤なり瀬釣り・・・瀬頭釣りとも
古く京都で愉しんだという毛鉤がその後の改良で各地に広まり名産品
ウグイ・オイカワ用に始まり鮎毛鉤で芸術的工芸品となり定着
真田毛鉤でも初期に販売されていたのは
色取り取りの胴に羽根のファイバーを直に縛り付けた蚊針(順毛鉤式)
鈎頭に金玉が付けられたものは贅沢品・・・
どちらも巻き針ではない蚊針で多針仕掛の飛ばし浮子釣法
明治時代は全国物産展も盛んで
各地の技術交流も奨励されていたため同様のものが広まり一律化
その中ではクル巻きの巻針形式の盛岡毛鉤は特異な存在
諏訪周辺で1756年に生まれた巻き針式のその後が中南信一帯に残る段巻き?
シルクロードの東の到達点で有る京都から毛鉤釣りが広まった事を思うと
その源流は古くはエジプトで愉しまれていたという毛鉤かもしれない・・・
外国の名称 天外なり唐天は置いといて(単なる言葉遊び)
渓流用で一本毛鉤仕掛で岩魚・山女魚用に成るのは当然として
この表題の「京毛鉤」が悩ましい
この系譜が鮎毛鉤だけでなく渓流魚用毛鉤となれば・・・
実釣でも鮎毛鉤を渓流域で瀬釣り式に流すと面白いように釣れる
・・・それ以上に「あっけなく釣れる」
菜種針の時点で鈎頭に金玉となるのが面白い
鈎素付きの毛鉤の弱点を漆で補強するのは常套手段としても
そこに金を張り付ける美意識とその効果の素晴らしさ
杣人毛鉤も考え抜かれた経験値の集積では有るけれど
京毛鉤の系譜を引く山女魚に岩魚用の京毛鉤は想像するだけで愉しい
・・・GBヘッド毛鉤では無い巻き京毛鉤の系譜・・・

前出済みでは有りますが方向性として

山女魚京毛鉤

[caption id="attachment_14621" align="alignnone" width="800"]DSCF5269 山女魚京毛鉤[/caption]

これは実釣で確認済み

岩魚京毛鉤

[caption id="attachment_17263" align="alignnone" width="800"]DSCF5422 岩魚京毛鉤[/caption]

あくまでもイメージです
・・・冬場仕事の愉しみ

思い出すのが毛鉤の手巻き時代
天然テグス時代は引き延ばしたテグスを歯で優しく噛んで平らにした後
U字型に針の軸に沿わせ絹糸で巻き止めた後にその糸の始末と抜け防止に
折り曲げた鈎素に巻き糸をくぐらせ全体を引き締めていた
その頃はアイ側からでなく巻き始めはふところ側から
鮎毛鉤の作成方法と同じ(これは自分らが使う毛鉤)
・・・天然テグスを常用するほどの歳ではありません(笑)

手の込んだ毛鉤(フライ)には
加賀毛鉤で一本槍製法と呼ぶその保持器具(バイス)を使う
自分の記憶では小脇に挟むから「ステッキ」と呼んだそれは
ピンバイスに40㎝程度の長い柄を付けたもの
その呼び方も誰から教わったのか昔話過ぎて覚えていないのに
巻き方だけはしっかりと手が覚えている
アイ付き鈎ならゲイブを挟むがその頃のアイ付き鈎は輸出用
輸出用のFLY作りだからマテリアルも多いしパターンも多い
グレーのシェニールに赤いテールから
ロイヤルコーチマン系は勿論の事
大振りなファンウイング付きに色取り取りの装飾
そのファンウイングも白だけでなく様々な色

道具箱の中から50年ぶりに出してみる
鈎はマスタッドらしい・・・
フックシェイプもオーショネー(O'Shaughnessy)にバイキング(viking)
パターンに合わせ鈎の種類も様々
印象深かったファンウイングフライは行方不明でも
セット販売用とか土産用と漠然と思っていたが
改めて見ると真面な鈎に確りと巻いて有る
これが長野の安曇野で巻かれていたかと思うに感慨深い
・・・1960年代初頭の安曇追分での子供時代の話

[caption id="attachment_18898" align="alignnone" width="800"]DSCF5494 1960年代初頭 輸出用フライ[/caption]

渓流釣り用は器具も使わず手だけで岩魚用毛鉤巻き
鈎素付でも鈎自体が11号の大型だから苦もない事
天然テグスでは無いナイロンハリスだから取り扱いも楽
それでも鈎軸にU字型に沿わせて絹糸で巻き止める形式と
最後に蓑毛を巻いて漆代わりにカシュー塗料で仕上げるのは同じ
孔雀胴もヘラ浮子用からだから今風に言えばピーッコクアイから
今よりも上級品で青緑色に輝き丈夫でもあったような気がする
・・・同時に様々な情景が溢れてきて整理するのが難しい

農作業も一段落した今ならゆっくり愉しめる

なにより「百姓百の仕事の一つ」の中に有るのが
冬仕事の古くから伝わる毛鉤作り(笑)

京毛鉤を長野で巻いても・・・

Black Snatcher river wet flies

river wet flies
・・・ Black Snatcher

[caption id="attachment_18877" align="alignnone" width="800"]DSCF5487 Black Snatcher ブラック・スナチャー[/caption]

ブラック・スナチャー(ひったくり)
強奪者とまでは言えないけれど毛鉤釣りの毛鉤にもありそうな名前

リブ  ツイストワイヤー
ボディ 山繭
鈎   TMC2488 #12

リブにマイラーティンセルを巻き込んだり
ボディの下巻きにホログラムティンセル
ハックルの硬さを変えてみたり
ポイントカラーを加えたり

[caption id="attachment_18878" align="alignnone" width="800"]DSCF5489 Black Snatcher ブラック・スナチャー[/caption]

シンプルなフライで有ればこそ色々楽しめます

[caption id="attachment_18879" align="alignnone" width="800"]DSCF5492 Black Snatcher ブラック・スナチャー[/caption]

ブルー・フロントハックル 白濁り用鈎

同じマテリアルなのに毛鉤と並べると違います
・・・・間の取り方?
どちらもボディハックル4巻にリブも4巻
鈎が違えばプロポーションも変わりますが
それ以上に毛鉤とFLYは違う背景が有るような・・・

[caption id="attachment_18880" align="alignnone" width="800"]DSCF5493 Black Snatcher ブラック・スナチャー[/caption]

間違いなく言える事は
どちらも私のlocal streamsで魚を連れてきてくれるでしょう
それは強引なやり取りではありません(笑)

伝承毛鉤について Ⅱ

伝承毛鉤について Ⅱ

風土と其の釣人の釣り方に根付いた伝承毛鉤
感性のFLYとは違う収穫の道具としての毛鉤

道具としてなら手作業の道具と同意
大工道具から農家の土農具に杣人の道具
槍鉋に釿から大鋸・・・

形は同じようでも作り手と使い手の鬩ぎあい
そこから生まれる形の違い以上に
互いが専門家ながらの個人の好みも出る
・・・それが道具の機能美

もっと一般的な土農具の鎌・鍬・鋤ですら土に合わせ
刃の違いに刃付け角度だけでなく柄の長さに付け角度が違う
形だけマネしても合わない土なら疲れを生むし道具も傷む

判りやすい鉈なら対象物に合わせた形
竹割・巻割り・薮払い・山刀・・・
狙いすました道具こそが見せる機能美

手に近い手作業で使う刃物程
目的と使い方が限られる
同様に各地の地方色に溢れる伝承毛鉤にはその使い方
それを抜きにした本からだけとか現物からだけでは
他の手作業の道具と同じくその使い方の知識が無ければ
道具として使いこなせないのは伝承毛鉤も同じ

手道具なら傷んで使い物にならなくなるけれど
毛鉤なら魚が釣れないだけで済む

過去のFF釣法の黎明期
振り倒し使い尽くして釣り道具として見極めたのは
各地の手道具に慣れ親しんだ職人さんなり各地の手練れ
けして英書を読んで理解したような学者さんでは無かった

ラテン語も要らず道具から見極めた手練れなればこそ
そこから生まれた独自のflyパターンは意思を同じくした
過去の英国パターンにも似る不思議

土着の各地の毛鉤釣りが名前を変えて
テンカラ釣りで全国区になった
1950年代は遥か昔でありながら
自分らが伝承する毛鉤が出てこないのも不思議な話
まして
テンカラ釣りの言葉が広がる黎明期には珍しがられた逆さ毛鉤
それが今では日本だけでなく海外までそれが主流
十人十色が十人一色

FF釣法なら3~4番のショートロッドにロングリーダー
テンカラ釣りならレベルラインに逆さ毛鉤ばかり

FF釣法ならFlyパターンの引き出しも多いから多少は益しでも
テンカラ毛鉤となると
幻だとか伝説とかで謎を深める手法で誤魔化す

どちらも釣り雑誌のマニュアル通り・・・

地元に根付く土着の毛鉤釣り
仲間と認められれば伝わる毛鉤の何処に幻?

魚に夢を求めるのが釣りと思うが
釣り具に夢を求める今のテンカラ釣り
拠り所に職漁師まで引っ張り出す
・・・野暮を通り越して不思議な釣り

拠り所とする職漁師自体
1950年代には渓流魚養殖技術確立で皆無
山菜・茸採り程度の小遣い稼ぎはまだ残ったにせよ
山の主が居なくなったおかげで
お町の人でも入れるようになり渓流釣りが流行る
畑なら畝まで潰すような歩き方の輩で溢れた
なにを今更・・・不思議な話
権威づける手立てであっても
・・・共通項は毛鉤で釣るだけ

今となれば遊びの釣りに権威付け
今のテンカラ釣りと昔の毛鉤釣りを取り繕う姿
何がそこに有るのだろう

今のテンカラ釣りの吹聴者が面白い

「テンカラ釣りは釣り上げる魚の数が少なくても
他の渓流釣りより満足できるから普及したい・・・」

1970年代にFF釣法を喧伝した釣り雑誌と同じ言葉に同じ趣旨
それ以前からFF釣法なり毛鉤釣りをしていた者達にすれば
底の浅い疑問符ばかりが並ぶ文章に同じ言葉
大学なら認められるらしい卒論の様な
コピー&ペースト文章そのもの

http://aitech.ac.jp/~ishigaki/tenkara/top/esaturi.htm

昔を知る釣人なら・・・笑い話
これを其の儘受け取る海外テンカラピュアリストとなれば
笑い話を通り越して哀れな話

一つの淵で岩魚が2~3本でも釣れれば遠来の釣人なら大喜びでも
案内する地元の手練れが釣るつもりになったら
その同じ淵で最低でも10本は釣るだろう
全てを釣らず
出る魚を拾うのが地元の手練れ
敢えて2~3本で形を揃えることこそが
岩魚に対する礼儀と己の矜持
数釣れれば良いだけでは無い拾い釣り・・・

名立たる技術を誇る毛鉤釣り師の影に居た解説者が
何時の間にやら海外では日本を代表する
第一人者になっているのも不思議な話

海外テンカラ釣りサイトを巡ると不思議な事が一杯
再発見も多いし伝わり方も日本へのFF釣法黎明期と同じ

今でもハックルの色と名前すら説明できない釣雑誌
・・・色々と差しさわりが出て来るのかもしれない
ブランド志向で誤魔化して
ジェネティックハックルメーカーに合わせていれば無難(笑)

海外のフライタイヤーサイトでも問題提起されている
単純な例なら
今はファーネスもバジャーも同じになるらしい・・・


付記として ----------------------------------

日本古来の毛鉤釣りとして確立された鮎毛鉤

緻密な巻きに鮎から見た視点まで考えられている精緻さ
鮎の視点から胴巻を見るか剣を見るか・・・
荒巻は回転まで考えられている考察力
季節から天候に時間帯なり水の色に合わせ
色の組み合わせに綺羅・・・

これも釣具メーカー主導型では無く
主役はあくまで鮎毛鉤だからこそ

巻き分けられる種類の多さもさることながら
僅かな違いで釣果まで変わる経験値の積み重ね
道具は軽く強くなっただけで主役は変わらない

釣具メーカー主導型の今のテンカラ釣り
劇的な技術革新でもなければメーカーの価値も無い
どの分野の製造メーカーでも行き詰ると過去の権威に縋る

海外のテンカラフォーラムが活発化しだしたのが2009年ごろ
そろそろ10年の節目
彼の地の対象魚や気候風土に合わせた独自のテンカラ釣り
まさに百花繚乱
英国のFF釣法が米国に渡り独自で様々な発展をした事と同じ
どの様に解釈して米国の風土に合わせていくのか・・・
ウェブサイトのお陰で個々人の考え方まで
伝わってくるのが何より素晴らしい
ソ連の釣りフォーラムでも表題に上げているのが
「釣りに国境は無い」・・・ Рыбалка без границ
だからこそ
中途半端で意味不明な伝承云々に稀とか幻で済ますのは
恥と思う

浮世毛鉤 Ⅱ

浮世毛鉤 Ⅱ

剣羽根をはじめとして雉の羽根に
ゼンマイ胴やソフトハックル逆さ毛鉤
色も茶色、黒、白・・・

形も同じ、色も同じで伝承云々に些か厭き飽きしての色遊び
それには山繭胴で愉しみましたがもっと手軽な浮世毛鉤
そもそも日本は絹の国
良く使われる絹糸で・・・

絹手縫い糸なり絹穴糸での胴作り
素材は主に16号(20m)か小型なら9号(40m)
小売価格が240円から280円程度
16号ならシルクフロス代わりにも充分使える高品質
用意された色の多さもさることながらどこでも買えるのが利点

ミシン用の絹糸でスレッドを揃えれば
毛鉤も全て天然素材・・・
手間を加えて空のボビンに巻き替えます
・・・バンブーロッドのシルクスレッドのリペアにも使えます

[caption id="attachment_18828" align="alignnone" width="800"]DSCF5485 浮世毛鉤 Ⅱ[/caption]

安いどこにでもある絹糸では有りますが実力は素晴らしい
緩めの撚りが掛かっていても艶はさすがに絹
シルクフロスとしてテンションを掛ければもっと艶が出ます
撚りの甘さを使ったフロスでは無く
ボビンホルダーを回転させて強めに撚りを掛けます

・・・気分はパープル・グラウスなりインペリアル

[caption id="attachment_18829" align="alignnone" width="800"]DSCF5483 浮世毛鉤 Ⅱ[/caption]

ナイロン系を遥かに凌駕するその艶

強く撚ったことにより
表面は浸みますが奥には中々水が浸み込みません
・・・薄皮一枚の下は絹の艶

オレンジ・パートリッジはオリジナルパターンより
この方が受けが良いように思えます

以下爺の戯言 --------------------------------

昔は養蚕農家でありましたので桑畑に桑を取りに行くのは毎日
面白いもので世話をしていると可愛いと思えてしまいます

部屋の畳を上げての蚕棚で一日中聞こえる桑を食む音
糸取りをして紡ぎ機の糸車の回す音
機織り機もありましたのでカッターン、カッターン
結構昔は田舎も色々な音で賑やかだったと思います
folkloreな世界で有りました

周りの里山も雪を被り景色までfolkloreの世界・・・

そんな景色の中でも
一時期に有った毛鉤スプーンでも
自作しようかなどと妄想まで膨らむ・・・

今は市販で0.4gスプーン
爺の妄想程度では浮世に追いつけない

古典的毛鉤 Old-fashioned kebari

古典的毛鉤
・・・Old-fashioned kebari

中部山岳地帯一帯で古くから使われていたパターン
蓑毛で誘って胴で喰わす毛鉤

なぜ蓑毛の色以上に質に拘るかは
ドライフライでありウェットフライで有るから

蓑毛の巻きは表をアイ側の英国式
ドライフライの様な裏側が表では無いのは
ニンフとしても使うため

ボディ材は山繭を墨で染めたもの
墨の種類で黒くも赤茶にもなる
木綿糸や絹糸も使い続けると繊維が毛羽立つ
山繭はそのままでファジーな印象と
それ以上に弱い羽根軸を守る

毛鉤は雄矮鶏や軍鶏の毛で巻かれていたのは
流れに合わせた硬い羽根が珍重されたのだと思う
その質とそこに現れる芯黒先黒の模様なり胡麻
素の色さえ抜けた透けの入った羽根

逆さ毛鉤のテンカラ釣りでは無い古くからの毛鉤

[caption id="attachment_18799" align="alignnone" width="800"]DSCF5480 古典的毛鉤  Old-fashioned kebari[/caption]

Traditional Japanese Kebari Fishing.

以下爺の戯言 --------------------------------------------------

Black Spider Kebari
良く言われるのがウエスタンスパイダーパターンと毛鉤は似ている・・・

1940年代前後に紹介された英式フライの影響が強かったのではと却って思う
日本でFF釣法が持て囃された1970年代以前に
長野でも1950~1960年代までシルクラインにフライまで輸出品目
売れ残りの6角竹竿は子供の釣道具・・・
1950年代は色々な意味で大きな転換点

無暗に大きなヘッドの毛鉤 ----------------------------
昔は鈎素を巻き込んで止めたりチモト(アイ)を作って毛鉤を作る
抜け防止に漆なり西洋漆と呼ばれたカシュー塗料で塗り固めて止めたもの
昔でも手練れ程ヘッドは小さくアイも小さく作ったもの
手巻きならまだしも道具に溢れる今の毛鉤巻きで大きなヘッドは
昔気質からすれば不様に見える
・・・昔気質=the old school.

kebari --- the One Fly Approach -----------------
毛鉤はこれだけ・・・?

山岳渓流の岩魚釣りなら勝負事
マタギが「勝負」と熊に向かって叫ぶと同じ
・・・気持ちは
魚なら半矢にしても向かってはきませんから

道具として用意した毛鉤の中から今日はこの毛鉤と選ぶ
釣れても釣れなくても一日その毛鉤で押し通す
釣れないのは己の技量不足と
数ある毛鉤から選んだ己の不甲斐なさ
岩魚に対する儀礼と己の矜持

蓑毛への拘りと言ってもこの程度 -----------------------

先黒芯黒の正統バジャーでも黒い羽根
奥のコッキーボンデュも茶色の羽根
それが狐色のグリーンウェルでも茶色の羽根

知らなければどれも煤けた黒なり茶色・・・

[caption id="attachment_18805" align="alignnone" width="800"]DSCF5482 古典的毛鉤 Old-fashioned kebari[/caption]

今風に山繭胴をループダビングしてブラシュアップ ----------
パーマーハックルをスレッドでカウンターラップ
さらにツイストワイヤーでリブ&タグ
巻いてしまえば正統バジャーもただの黒い蓑毛(笑)

ちょっと古い方が遊び方としては面白い --------------------
ただここまでくると
今のテンカラ釣りと比べたら流行遅れもしくは時代錯誤?
・・・Old-fashioned kebari & Old-fashioned fisherman

以下爺の戯言 ---------------------------------

職漁師は毛鉤と良く書かれておりますが
盛期である夏季でも餌釣りだけの人も渓の違いも有ります
ミミズは早期から増水時に大型狙い専門
専ら保存の楽なイタドリ虫専門が多かったかと
秋に刈取したイタドリを束ねて
軒先にぶら下げて春を待つ
川虫は盛期の現地調達専門
石に張り付く虫を口で吸い取って
餌箱の綿に吐き出します
足が一本でも捥げると喰いが悪いとされました
川虫が良く湧く沢は共有財産の様な物で
石一つでも大事にしていたものです

足で稼ぐ毛鉤釣りと違い一つの淵で粘る釣り
釣り方の違いも有りますが
テンポが遅くなるのも仕方ありません

ミミズを掘ったりイタドリを剥いたり
川虫を取るのも時間が掛かかります

魚一匹に餌一つですから用意も大変
・・・皮だけで釣れる時も有りましたが
餌採りに餌付けと錘の調整
・・・手間が毛鉤よりは掛かります

毛鉤一本で魚100匹となれば
しっかりとした毛鉤を作る方が楽
それだけに丈夫に巻くのが基本です
そんな毛鉤でも
小一時間も有れば売るほど作れるし
10年選手でも毛鉤入れに並びます

針先の研ぎ直しに気を付けて次に備える
毛鉤釣りからすれば
取るに足らない時間を競う
毛鉤の早巻きなんて考えも出ません
ましてそれが毛鉤巻きの技術とする
釣雑誌の記事ともなれば奇をてらうだけ
色々な意味で可笑しなテンカラ釣り

今にして思えばテンカラ用の鈎が
売り出された頃からかもしれません
桑原型に逆さ毛鉤用天野型
桑原型はアップアイにダウンアイにストレート
種類豊富というよりは種々雑多でも
太いだけのそれ以前の毛鉤用鈎よりはまとも
その頃は逆さ毛鉤が目新しい毛鉤ですので
天野型は置いている数も少しでした

この頃はまた名前入りの道具・・・
流行りは奇をてらうし同じ事の繰り返す可笑しなもの

十人十色と言いながら
当て嵌めた様な今の定型テンカラ釣りも不思議




tenkara-kebari

tenkara-kebari
日本語の毛鉤でなくtenkara-krbari

毛鉤の良さは道具としてシンプルで有る事
・・・それ故に釣り手の誘いと流し方で様々な演出?
そんな事より道具ならではの
耐久性に富む事ではないかと考えます
tenkara-kebariなら
CDCを使うよりはラビットシュー

フライにおいてもシンプルで在りながら
汎用性と丈夫さを兼ね備えるパターンの数々
先のハーフストーンフライと共ににtenkara-kebari向き

グリフィスナット毛鉤
・・・Griffith`sGnat
ピーッコックハールボディにパーマーハックル
補強でツイストワイヤーでボディハックルをカウンターラップ
丈夫で汎用性に富む

[caption id="attachment_18783" align="alignnone" width="800"]DSCF5477 グリフィスナット毛鉤[/caption]

カッパージョン毛鉤
・・・Copper John
急激な水温低下等で活性が低い時に効果を感じる銅色
GBとソラックス部のリードワイヤーで沈下も早い
毛鉤用にGBとソラックス部のリードワイヤーを外して
アブドメンの銅線に手を加えてカパーワイヤーをツイスト

[caption id="attachment_18784" align="alignnone" width="800"]DSCF5478 カッパージョン毛鉤[/caption]

kebariと毛鉤
どちらも適材適所
なによりも
疑いも無くゆっくり毛鉤を咥える魚を見るため

[caption id="attachment_18785" align="alignnone" width="800"]DSCF5479 tenkara-krbari[/caption]

夜が長いと毛鉤も増える(笑)
ソフトハックルフライの提唱者も
・・・James Leisenring 氏
流れに合わせてハックルを選択するという
・・・Art of Tying the Wet Fly
他にも
Sylvesster Nemes 氏
・・・ The Soft-Hackled Fly Addict
もっと昔なら英国
T,Eプルット氏のオレンジパートリッジ

日本語なら
蓑毛の腰は流れに合わす
ドライフライとウェットフライの狭間は悩ましい
それ以上に悩ましいのが
ソフトハックルフライでは無いtenkara-kebari

以下爺の戯言 --------------------------

昔は鮎も特権階級の魚
今の鮭釣りと同じ
もし鮭が釣れるものなら鮭毛鉤も有ったかと思うと・・・
この長野市でも中央政権への献上品は犀川なり千曲川の鮭
もしかしたら
京毛鉤の系譜に有りそうな豪華絢爛の
鮭用毛鉤が考案されていたかもしれない(笑)

山繭胴毛鉤 Half Stone Fly

山繭胴毛鉤 Mountain Cocoon-Half Stone Fly
・・・Japanese wild silk moth Cocoon Dubbing fly

[caption id="attachment_18762" align="alignnone" width="800"]DSCF5472 山繭胴毛鉤 Half Stone Fly[/caption]

山繭胴でHalf Stone Flyの様な半分のパーマーハックル毛鉤
染色した山繭で色を愉しみます
下巻きのシルバーティンセルなりゴールドティンセルが透けるように
薄く巻いてホログラムティンセルやマイラーティンセルを
編み込んでファインワイヤーで撚ったタグとリブを巻き添えます

山繭(天蚕)の着物はとても高価格なのでせめて毛鉤に着せてみます

冬の着物

[caption id="attachment_18763" align="alignnone" width="800"]DSCF5470 山繭胴毛鉤 Half Stone Fly 冬[/caption]

山繭胴 青紫色&赤紫色
蓑毛  ジャングルコック サドルフェザー

春の着物

[caption id="attachment_18764" align="alignnone" width="800"]DSCF5467 山繭胴毛鉤 Half Stone Fly 春[/caption]

山繭胴 若草色&萌黄色
蓑毛  グリーン ヘンサドルフェザー

夏の着物

[caption id="attachment_18765" align="alignnone" width="800"]DSCF5466 山繭胴毛鉤 Half Stone Fly 夏[/caption]

山繭胴 薄翡翠色&群青色
蓑毛  COQ DE LEON ヘンフェザー

秋の着物

[caption id="attachment_18766" align="alignnone" width="800"]DSCF5464 山繭胴毛鉤 Half Stone Fly 秋[/caption]

山繭胴 黄金色&茜色
蓑毛  サーモンオレンジ

ハーフストーンフライのレシピは半分のパーマーハックルだけの毛鉤バージョン(笑)

以下爺の戯言 -----------------------------

山繭=Mountain Cocoon
・・・Japanese wild silk moth Cocoon

ゼンマイと同じで天然物だけに個体差が多い
山回りが長いと場所で違うその傾向が見えて来る

奥山・深山の自然豊かな場所に最良の山繭が有るかと思えば違う
自然環境が厳しすぎて数も少ないし同種でも繭自体が固い
・・・奥山・深山= place deep in the mountains
一番良いのは人家の明かりが見える里山の北側の林
大型で厚みもある最良の繭が数多く見つけられる
・・・林=small wood
繭内部の構造も判り易い3層に分かれる
蛹が触れる最内部は細い糸の緻密な絹織物
中間部はそれより太めの糸で編まれて綿の様
外部は糸も太く色合いも濃く繭自体の構造体

糸を取り出すなら羽化前の穴が開かない繭からでも
毛鉤の綿として使うなら羽化後で穴が開いている方が
無事に羽化出来た印として縁起物として尊ぶ
・・・縁起物=lucky charm
羽化直後なら翡翠色でも葉が茂る林の中では見つけられない
もし翡翠色の山繭を望むなら冬の間に林に入る
早春になれば翡翠色が日に照らされて淡くなる
翡翠色から薄黄色も混ざりやがて白色
繭自体が非常に丈夫なので一昨年程度の繭でも残る
ここまでくるとベージュ色の虫の色

枝に残る繭を採取して羽化孔から広げ
中に残る蛹の黒くなった殻を取り出す
この時点で繭の良さを確かめる

糸の取り出しと違い鍋で煮ずに
そのまま繊維を手で崩す
煮て精製した絹糸と違い虫の臭いも残る

最内部の糸は緻密な織物過ぎて糸も細く紙の様
無理に崩しても絹糸程度の細さで使えない
使うのは糸も太くフカフカとした中間部
解すと掌に余る繊維の量・・・掌が暖かく成程
それより太い外殻の糸はグラデーションとして混ぜる

性質は細目のシールズファー
家蚕の絹糸と違い均一の太さでも無く太く硬いが
その透明感と輝きは
絹糸とは比較にならない程素晴らしい

伝承された毛鉤材料・・・ancient folklore
養殖された天蚕と比べれば糸自体に粗さも有るが
その粗さが煌めきを生む

付記
染色方法はこちらに
https://discourse.10colorstenkara.com/t/is-there-a-difference-between-kebari-and-flies/527/14

山繭は濡れると締まる特徴が有ります
これは皮革の様です
(今なら形状記憶合金の様)
繭の特異な特徴に驚かされますが
何の為の繭なのか考えれば
自然の妙味に感心します
それは素材の丈夫さ以上に毛鉤の丈夫さに結び付きます
煮てしまうとその特性が失われます
糸を取るのでは無く胴の素材として使うのですから
煮てしまう事はお勧めしません
刺抜きを二つ持ってじっくりと解して下さい
繭一つで小一時間程かかりますが
それだけで釣り人生に充分使える量になります

山の物は手間が掛かりますが
その分以上に味わい深いものが有ります

テグスの作り方
http://web.tuat.ac.jp/~kaiko/03/dissect/SilkenGut.html

loch fly Ⅲ 

ロッホフライ Ⅲ
・・・フライ殉教者の夢と知恵の塊

一般化されたトラディショナルフライの影にいる
ウェールズ・スコットランド・アイルランドなどのロッホフライ
これがまた楽しいフライ
一般的にはビビオパターンで見られるようなパーマーハックル
毛鉤釣りである蚊頭にも有る共通点が沢山

[caption id="attachment_18752" align="alignnone" width="800"]DSCF5462 loch fly ビビオ[/caption]

ロッホフライで良く使われるブルージェイハックル
方や石灰岩質にこちらは花崗岩質の違いは有りますが
北アルプス系の白濁りにも・・・

[caption id="attachment_18753" align="alignnone" width="800"]DSCF5463 loch fly[/caption]


古い毛鉤にも案外と有るのが
薄く巻かれたパーマーハックル毛鉤
見知っているだけでも
北アルプス方面から秋山郷の北信一帯に
中津川・清津川・雑魚川の県境一帯
段巻きにクル巻きまで含めれば範囲は広がります

前出済みの秋山郷毛鉤の荒巻すら
元々はパーマーハックルではないかと
それが擦り切れてあの形になって定着?
屋敷の爺様も石のシャッポを被っておりますので
本当の事はもう解りません・・・
(何時の間にやら蓑毛の向きまで変わりました)
本元は秋田マタギからと聞いておりますが
婿養子に入られた方なのか旅マタギ衆なのかそれすら
伝承元がはっきりしませんし本家本元の情報が少ないです

パーマーハックルを実際に巻いても
手縫い糸の手巻きならその方が巻きやすいです
(手縫い糸でハックルをカウンターラップすると丈夫)
パーマーハックルの実釣でも
毛鉤自体に魚を惹きつける魅力が有るようで
小細工せずに毛鉤に任られます

昔の毛鉤 パーマーハックル・バージョン

[caption id="attachment_18736" align="alignnone" width="800"]DSCF5461 昔の毛鉤 パーマーハックル・バージョン[/caption]

どちらも根元は黒で中程に色がでて羽根先は黒です
(ダークダンのコッキーボンデュとスペックルドバジャー)

どちらも
4回転で抑えていますが羽根の質で印象が変わります

バイビジブルにグリフィスナットも同じ
長めで薄い方が浮かべても沈めても
何かと都合が宜しいようです(笑)

以下爺の戯言 ----------------------------

掛かりが悪くなるとして
針先を蓑毛が覆うのを嫌う方も多かったので
敢えて煙草なり鋏を入れる使い方をする方もいました
形とすれば秋山郷毛鉤になります

魚への釣圧が高まった時の対処方として
蓑毛を薄く巻く方法と毛鉤自体の小型化があります
鈎への信頼感が拠り所の釣人とすれば
小型化はなるべく避けたい
となれば薄く巻いて次の対処は自明の理

仕事柄30年以上に渡り
秋山郷から野沢に妙高、戸隠、鬼無里、白馬、大町等の
各観光地に温泉やら民宿に宿を廻った自分以上に
各地の釣り好きは情報を共有していたのが今となれば凄い事です
蔵やら物置に有る古い竹竿を見れば茶飲み話が別方向
互いが分別を知る山荒しなり川荒らしでなければ同好の士
煙草を一服しながら自慢話も広がります
気が向けば仕事話が竿を振りながら・・・(笑)
冬ともなれば雪で通行止めも度々有る日常生活
泊めて貰ってじっくり酒でも飲みながら
各地の爺様と釣り談義に山談義
・・・屋根の雪下ろし作業をしながらもありますが
そんなやり取りをしていれば釣り仲間の見習い入り
毛鉤を作るのが好きと判ればあれこれと指図を受けて
希望に沿った毛鉤を手土産代わりに届けます
認め合う仲間意識で伝わるのが伝承話
それを受け継ぐ昔の渓流釣りなら
山の作法を知る矜持持ちが自然に多くなります

もし伝統的な文化として職漁師からの毛鉤釣りを知りたい方は
白日社様・農文協様で出版されている本をご参考にされれば
現在の伝承毛鉤云々と説明されているよりも理解が深まると思います
下記に上げた出版物が出典元になっている物も多いです

白日社様出版 ===================
イワナ・源流の職漁師 1987~
イワナⅡ・黒部最後の職漁師
イワナⅢ・続源流の職漁師
黒部の山人
山と猟師と焼き畑の谷
山人の賦Ⅰ
山人の賦Ⅱ
山人の賦Ⅲ

農文協様出版 =====================
山漁
職漁師伝 2013~ 現在の最新作

朔風社様出版 =====================
渓流釣り 年報 VOL1~

貴重な出版社様でしたが廃業
残されたウェブサイトも先頃、閉鎖されました


日本山岳協会様 出版物

上記出版物の注意点について
釣りが好きでも毛鉤の知識がないかもしれないのが怖い処です
生活史なり地方文化の伝承事が主題の各本です
聞き伝えで書かれているのですが観点が違うと
蓑毛の違いも理解出来ていないかもしれません
毛鉤は茶・黒・白と単純に書かれやすいですが
その黒に透けが入ったり胡麻斑が入ったりしても知らない方になれば単なる黒
2013年最新版の職漁師伝でも黒矮鶏の貴重で稀な雄としていますが
実際はつがいで5~6000円程で現在は販売されています(一般的な品種の一つ)
黒矮鶏自体に種類がありますし中には正統芯黒先黒のバジャーも入ります
大町山岳博物館に残る現物も茶色・黒色ですが特に黒は単色では無いような
時代的に鶏のプリモウス種は居ないでしょうし
展示物の小箱に入った単色茶色の明るい羽根自体
あの時代に単色の明るい茶色となると柔らかいはず
・・・疑問が残ります
黒に近いゴールデンバジャーなりスペックルドバジャーの可能性も
蓑毛の色だけでなく質に拘りを持つ方が手練れほど多かったのは事実ですから
残された物が少ない分その方が夢も膨らみます・・・(笑)
書かれた本の中で蓑毛の向きについて明確に書かれた物はないかと
毛鉤を作るにはその向きで裏表が変わりますし扱い方も変わります
この点からも朔風社様の廃業は惜しまれます

奥山は神聖な域とされ山の作法も知らない衆は・・・云々より
林道では無い杣道ですから普通一般の人は入れもしません
林道が車道に変わる遥か昔の話です

妙高高原町を流れる関川でさえ
この支流の沢は片足の某氏の愉しみだから入るなと
教えてくれた人自身が爺様になり今は石のシャッポ
山に対する共同体意識も希薄になりました

良く伝承物で一子相伝と有りますが
余程の大店では無い限りそんな事はないかもしれません
仲間として認め合った時にこそ伝わるのが毛鉤とその使い方
仲間なら知る毛鉤が各々有りますが
それを知っている事は仲間である印

本を参考にしたり見真似では大事な所は伝わりません
それが一番悲しい所
FF釣法導入期の混乱と同じ
英国のフィッシングクラブ並みとは申しませんが
ハックルの色さえ知らない
正式なパターンも判らない
ウェットフライは全てリバーウェットフライ
ロッホフライですら・・・なんでも一緒






低下凡夫の毛鉤

低下凡夫の毛鉤

(低下凡夫・・・It is the meaning of an ordinary person full of desire)
This is not it・・・・・Declining bare hair・・・Funny

English translation of Buddhist thought
is a typical example of being a pleasant mistranslation

媚態の限りを尽くして我が物にする
欲望に満ちた低下凡夫の毛鉤

家蚕の数倍以上の太さと煌めきに
したたかさと不安定さを兼ね備え

何色にも染まりながら
失われないその個性的な風情・・・何やら水商売の様な

ソフトハックル山繭胴各色ダイドバージョン
Japanese wild silk moth Cocoon Dubbing fly(dyeing Cocoon)

[caption id="attachment_18486" align="alignnone" width="800"]DSCF5460 山繭胴 ソフトハックル 毛鉤[/caption]

下巻きに輝としてシルバーなりゴールドティンセル
リブ&タグはファインワイヤーに
パールマイラーやホログラムティンセルをツイスト

ハックル染色で使うローパスバチックでダイド
水溶性で取り扱いが楽なのと混色が出来ます
後はその組み合わせを愉しんだり
染めあがった単色をブレンドしたり
そうは言っても奇抜な色には抵抗も有るのが自分の限界
せいぜいポイントカラーで愉しむぐらい

ソフトハックルフライは一時嵌り込みました
定番パートリッジにグラウス、クートハックル、ムーアヘン
ヘン・ネックにヘンフェザント他・・・
魚が何に反応を示すか判らない時
初めての場所や状況であったり
どうしても魚の顔が見たかったり・・・
釣れるのが判っていても釣り自体が単調に成り易い

ソフトハックルフライを使う状況程
その巻き数が少なくなっていくパラドックス
結局
巻き上げる時に厚めに巻いて現場で調整
汎用性に富みながら故に今一つの心残り
さながら低下凡夫の行ったり来たり・・・

以下爺の戯言 ------------------------

ワンフライ・コンセプトは一つの矜持

道具に満ち溢れるFF釣法なら尚更
釣行前の選択も悩ましい
それこそこれを使いたいから
あの釣りがしたいからで
釣り場まで変える有様
無ければ困る道具であっても有り過ぎても困るのが道具
それでも欲望の種は尽きない・・・

染めた数すら欲望の数
これでも少ないと思うのか、多いと思うのか
この程度ならまだ大丈夫・・・(笑)

究極の毛鉤

Killer bug  ゼンマイ胴バージョン
グレーリング・バグならぬイワナ・バグ

[caption id="attachment_18320" align="alignnone" width="800"]DSCF5456 グレーリング・バグならぬイワナ・バグ[/caption]

ゼンマイ胴・・・・・
下巻きはゴールドティンセル
ゼンマイをループダビングして胴を巻いてからブラシュアップ
太目に巻いては有りますがゼンマイを厚く巻いている訳ではありません
下地のティンセルが薄っすら覗く位がゼンマイ胴の要です

用途に応じてでは有りますが
剣羽根と合わせるときは敢えて厚く巻き浮力剤処理も

リブ&タグ・・・・・
パールマイラーティンセルをシルバーワイヤーツイスト

かの御大フランクソーヤー(Frank Sawyer)氏
伝説の鱒釣師が発表されたグレーリングバグを
恐れ多くもゼンマイ胴・・・
チャドウィックNo477もゼンマイ胴もコンセプトは同じに見える
ミドルグレー濃淡にダークレッドの太い繊維
茶色の濃淡に黒に近いダークレッドの太い繊維
どちらも濡れると透けます・・・

他には
Teeny Nymph 日本雉テールバージョン
シンプルイズベスト
Sawyer's Nymph 日本雉テールバージョン

新しくても1970代のフライのTeeny Nymph
ちょっとハックルが気になるけれど
Brooks' Stonefly Nymphs ゼンマイ胴バージョン

重複チェックでweb徘徊
同じ記事で同じ考え方の米国テンカラ・バム
テンカラ釣りピュアリストには恐れ入ると共に共感・・・
一旦はゴミ箱に入れたけれど賛同の意味で復活

以下爺の戯言 ---------------------------------

漠然とした毛鉤
形と造りがシンプルでいながら
使い手により様々な昆虫に擬態する汎用性と
ニンフにイマージャー・ダン・アダルト等の
各ステージに合わす多用性
ドライフライの様に浮かぶために巻くハックルと違い
サラリと巻かれた蓑毛が多い毛鉤は翔というよりも
生きている事を現す虫の足ではないかと思っています
水流や表面張力に逆らって浮かび上がる段巻きに剣羽根すら
水面に振動とそれによる波紋を広げる虫の足

そんな毛鉤も蓑毛に拘り出すと
ファーネスが良いとかコッキーボンデューが良いとか
芯黒先黒のバジャーハックルが毛鉤も見えるし一番だとか
英国ならOEGに拘りブルーダンやハニーダンの色目を議論しながら
アンダルシアに憧れる感性の賜物のフライと同じ

機能を突き詰めた毛鉤となると最良の透けの入った蓑毛なら
黒でも白でも裏から見ればどちらも同じ様なもの
機能性から見た蓑毛の色なら釣人からの見易さ優先でも
それすら突き詰めれば水面下がほとんどの毛鉤の釣り方なら
毛鉤を見ずに気配で合わすから見易い色も不要らしい
胡麻なりバード模様は動きを視覚的に強調する意味合いより
毛鉤となれば釣人を釣るのが重要な役目らしい
そうなると
蓑毛で誘って胴で喰わすその蓑毛は透明に辿り着いてしまう
それなら
虫らしさに水中姿勢とか逆さ毛鉤なら流れを噛むとかの
アトラクター的な要素も備える蓑毛の機能すら排した
キラーバグ・フライは究極の毛鉤

キラーバグを素晴らしいフライと認識してはいても
それをフェボライトフライとして位置づけるにはやはり寂しい
それは
釣りの手練れ程自分の釣りが研ぎ澄まされていくのと同じ
経験と選択により
いつも同じ竿と道糸の仕掛けに捌き方、アプローチにリズム
毛鉤もワンフライ・アプローチのコンテスト並み
結果、いつも自分という先行者に惑わされる

拘りも究極が選択となれば行き詰る
拘りは遊び
蓑毛で遊び胴で遊ぶ、組み合わせで遊ぶ、色で遊ぶ
様々な毛鉤の楽しさがそこには広がるしそれが究極の毛鉤
信念針やら當針は人様々だからこそ
他人様が狙わない様なポイント叩きも飽きるし
結局
毛鉤釣りで一番愉しいのは「この毛鉤で釣れた」
究極の毛鉤とは自分の釣りそのものを見直す毛鉤かもしれません

昔の毛鉤に飽きた頃に降って湧いたFF釣法
本で見るしかなかった物が東京に行けば見られる
それが長野でもとなれば嵌らない訳が無い
フライの端正な情景と形作られた歴史の深さ
それでも
国分寺行グリーン車の指定席は買えず
地方だからこそ渓流・源流は近所
根っからの実釣主義が災いし毛鉤病悪化
今は少しづつでも沈静化に向かって・・・

逆さ毛鉤 山岳渓流用

逆さ毛鉤 山岳渓流用

蓑毛の強さは流れに合わす
・・・とはどのような事かと

ライン6mに竿は4m~4.5mをのびのび振れる川幅
落差も無く広河原に流れはゆっくりとうねり底石がそこかしこ
膝下程度の平瀬に胸辺りの渕が点在する水深
・・・雉ヘンフェザーやソフトハックル類

流れ込みと落ち込みが連続する太い流れの山岳渓流
主流の流れ込みが白く沸き立ち駆け上がりが瀞になり
すぐ落ち込みが続く様な上流部
・・・コックネックフェザーや硬めのウィングフェザー

[caption id="attachment_18020" align="alignnone" width="800"]DSCF5452 逆さ毛鉤 山岳渓流用[/caption]

流れの強さに負けず竿先の動きに合わせ流れを受け止める
操作にメリハリも出るし竿先に伝わる微妙な流れの動き
・・・蓑毛が触角の様に広がりそれを伝える竿の感触

[caption id="attachment_18023" align="alignnone" width="800"]DSCF5454 逆さ毛鉤 山岳渓流用[/caption]

広がる景色は豪快でも手にする道具と釣り方は繊細
澄み切った流れに浮かぶ岩魚や底石に付く岩魚
流れに負けず緩やかな誘いに踊る逆さ毛鉤
山岳渓流ならではの見釣りの愉しみ

蓑毛に拘るのは色だけでなくその腰の強さも有るとなると
フライ程では無くても毛鉤中毒患者の認定確実(笑)

一定の品質を保っているのが
西班牙産のコックデレオンハックル
色柄は勿論の事その透明感と繊細さ
水馴染みの良さと併せ持つ腰の強さが山岳渓流に絶妙
Mosca clásica leonesaでもその釣り方を見れば
その特性が生かされている
上半分の円錐形に纏められたフライは水中浮子と共に
多鈎式に見合う様に個々のフライの動きを遮る事無く
魅惑的な踊りを見せつける
これも水馴染みの良さと共に併せ持つ腰の強さ
最大の弱点とすればその品質に見合う高価格

同等でコストパフォーマンスとなれば
ホワイティングファームのルースターサドル

[caption id="attachment_18039" align="alignnone" width="800"]DSCF5450 ホワイティングファーム ルースターサドル COQ DE LEON[/caption]

色以上にその羽根の特性を見極めて選ぶのも楽しみ

[caption id="attachment_18030" align="alignnone" width="800"]DSCF5451 ホワイティングファーム ルースターサドル COQ DE LEON[/caption]

魚が浮き気味なら蓑毛に拘った毛鉤
打ち辛いポイントなら投射性に優れる毛鉤
底に沈み反応も渋い時ならそれに合わせた毛鉤

流れが早くとも浮かしたいドライフライにも有る
本来のキャッツキルにウルフパターンの繊細さ
厚く巻けばその繊細さが失われるし魚に飽きられるのも早い

ハッチマッチとは違う道具の使い分けとしての毛鉤の選択
渓に合わせ適材適所の毛鉤を使い分けるのは釣りの愉しみ
その渓に合わせた毛鉤作りはその愉しみを家で味わえる・・・

以下爺の戯言 --------------------------

その渓の手練れなればその渓に見合った毛鉤を操るが
C&Rのお陰で毛鉤に対する反応も学習能力と共に進む
足蹴く通う好みの渓なら先行者は過去の自分自身

小さければ骨せんべいなどと言いながら根こそぎ持ち帰る
昔乍らの釣人は寄る年波に負けて山岳渓流には少なくなったが
余程の源流域でも人影疎らなんて事も無い
山岳渓流定番の竿3.6mに道糸3.6mともなれば
各ポイントの立ち位置に流す脈まで同じ
数居る中で一番怖い先行者はやっぱり自分自身
・・・偶には毛鉤を変えないと(笑)

ホワイティングHP
・・・大事な保管方法他

順毛毛鉤&Mosca clásica leonesa

順毛毛鉤 & Mosca clásica leonesa

La pesca tradicional en España
の中で気になるmosca seca

その中でもMosca clásica leonesa
コックデレオンハックルと共に紹介されたフライ

ボディが太い紡錘形でフロスのリブ
カディスフライ風に纏められた
印象的なコックデレオンハックル

DSCF5439

高価なレオンハックルを使うフライなのに
その時の紹介記事は
化繊ボディフロスを巻き止めてそこにラッカーを浸み込ませる
勿論、各国で様々なフライに使われている手法ではあるけれど
勿体無いと思っていたら・・・
西班牙国の伝統パターン
ウェブサイトを見るとどうも違う事を再発見
上質な生絹と共に様々に染色された絹糸の素晴らしさ
漠然とカディスかストーンフライと思っていたけれど
様々なパターンに組み合わせを見ればそれだけでは無い・・・
ボディのピンク・ペールグリーン・紫に惑わされておりました
上質な染色された絹糸フロスで巻き上げられた西班牙国の伝統パターン
コックデレオンハックルの持ち味を最大限生かしたフライ
5mの長竿を両手持ち
スピニングリールでの水中浮子の瀬釣り方式
上側に蓑毛を纏めれば水の中で良く動く

日本では順毛毛鉤
浮かぶ毛鉤よりは溺れる毛鉤(笑)
ウィングをヘンフェザントでなく他の素材に変えれば浮かぶ毛鉤

[caption id="attachment_17747" align="alignnone" width="800"]DSCF5443 順毛毛鉤[/caption]

モスカセカで毛鉤釣り

[caption id="attachment_17764" align="alignnone" width="800"]DSCF5445 モスカセカ毛鉤[/caption]

来期用のお楽しみ

[caption id="attachment_17765" align="alignnone" width="800"]DSCF5449 順毛毛鉤&Mosca clásica leonesa[/caption]

以下爺の戯言 -------------------------------

JB03170.1


コックデレオンは素晴らしい・・・

アンダルシア・ブルー・・・も勿論です

 

小型毛鉤 Ⅳ

小型毛鉤 Ⅳ

古い英国製フライパターン集を見ていると
ダブルハックル(クライドスタイル)に
パラシュート・ノーハックル・キールタイプ
フロントハックル下側カット・オストリッチハール・・・
現在のパターンの基礎と知恵がほぼ出来上がっている
・・・100年も前のフライ殉教者の知恵の塊
その中にあるパターンで
ボディシェイプのベリーショートパターン
サモンフライでの夏シーズン用だけでなく
通常のドライフライからウェットフライまで

逆さ毛鉤にも極端に胴が短いか無い物まで
トレーラー式に空針を付けた物は釣り方の違い
それ以外には餌針に蓑毛だけ付けたものも有る
(これは餌が良く動く様に・・・)
これも偏に先人の知恵
豆粒以下の米粒クラスに仕上げると

逆さ毛鉤の機能性を突き詰めるとこの形・・・

[caption id="attachment_17647" align="alignnone" width="800"]DSCF5436 小型毛鉤 Ⅳ[/caption]

毛鉤サイズが判る様に比べると
左が鮎掛け針 7.5号  右が9号太軸
下側 TMC102Y 左から #15・#13・#11

[caption id="attachment_17651" align="alignnone" width="800"]DSCF5437 小型毛鉤 Ⅳ[/caption]

Italian Pesca Alla Valsesiana

Italian Pesca Alla Valsesiana
伝統的なイタリアのヴァルセジアーナの釣り
・・・日本の中部山岳地帯一帯で行われている毛鉤釣りを見ている様

イタリアにも同じ形の逆さ毛鉤に同じ昔乍らの毛鉤釣り
毛鉤以上に似ているのはその釣り方と仕掛・・・ほぼ同一

Italian Pesca Alla Valsesiana flies.

竹竿に合わせる馬の尾で編んだ道糸に鈎素の長さのバランスも同じ
・・・魚を取り込む時に合わせたバランス
竹竿 4~4.5m
道糸 竿に合わせ4~4.5m
鈎素 50~60cm
竹竿の硬調子も素晴らしい
瀬釣り並みに多鈎仕掛けも有れば一本毛鉤も有る

Pesca alla Valsesiana -
伝統的なイタリアのヴァルセジアーナの釣り


https://youtu.be/OMGEBV77Rl4

竿の上げ下げの捌き方に道糸の捌き方と毛鉤の流し方
立ち位置から竿を振りながらの移動に距離感まで全ての面で
今風レベルラインテンカラより中部山岳地域の毛鉤釣りそのもの
何よりこの釣りの大事なポイントを押さえた画像の凄さ
動画を撮る方までこのポイントを良く理解されているからこそ
(道糸と鈎素を水面に置かず緩いテンションを保ちながら毛鉤を流す)

ヴァルセジアーナの釣り

https://youtu.be/MRLy5VwZKxc

まるで日本の毛鉤釣りの爺様を見ているようです
立つべき所に立ち、打つべき所に毛鉤を置いて
流れに合わせた竿の捌き方に毛鉤の流し方
軽く誘いを入れて、全てが自然体
「ホイ魚!オッまた来た!」の声まで聞こえる様で
懐かしくて涙が出そう・・・

「この頃、魚が逃げなくなってきたんだわ」
と凄い事をサラリと宣う爺様の顔が思わず浮かびました
魚篭の中には尺山女魚3本に岩魚一杯・・・
渡した毛鉤は当時流行り出したエルクヘヤーカディス
・・・それもブリーチした大きめ#10
「此れは好い、良く見える」と小さな身体に大きな笑顔
・・・妙高高原町一ノ橋下での昔話

この動画は素晴らしい
全く同じ景色の中で同じ釣り方
・・・水面に影を落とさず木化け石化け

https://youtu.be/dCMH-nrRxhk

これ以外にも様々な動画があるのでお時間のある時に
場所がイタリヤと判っていても
中津川・雑魚川・梓川・篭川・関川・高瀬川・・・様々の似た渓
渓の流れだけでなくこの岩はあの出合に有る岩に違いないとか
思い当たる石さえ有るかもしれません・・・

以下爺の戯言 ---------------------------

ここには0.2秒の早合わせなんてものは無いし
レベルライン云々にナイロンやフロロカーボンで長さを競いながら
鈎素だけでなく道糸まで水面に置く野暮なテンカラ釣りも無い

これを見ていると思い出すのが
「昔テンカラ」などと受け狙いだけの釣企画

笠に作務衣に腰に魚篭・・・それが昔風?はさて置き
何よりも使った竹竿が本調子以上の柔らかさ
したり顔で馬素・鈎素は弱いからと理由付けする解説が嘘臭さい
ドタバタ・コントと思えば笑えるけれど違うらしい
当の本人達は再現できたと喜んでいる・・・
手練れ程、竹竿でも先調子の硬調子で抜きに拘るのが技
(抜きとはトバシでは無く頭を水面に出す)
それも判らず掛けた魚を綱引きの様に岸の上まで擦り上げる
(弱い仕掛けを守るなら頭を出したまま岸辺で取り込む)
如何やら見知った毛鉤釣りでは無く「テンカラ」と呼ぶ
違う世界の違う釣り方らしい・・・
作務衣自体も殺生を諫める寺社の作業着
綺麗に落ちまで付けるとは
・・・さすがテンガラの名立たる方の釣り(笑)

逆さ毛鉤は持て囃されるほど独自でもないし
今風はただのソフトハックルフライ
エキゾチックな形で広まっただけ
・・・うろ覚えだけれどもスペインにも
Pesca tradicional con mosca
釣りも文化と考えれば一人の口からだけでは
伝えるにも限りがあるし無理なり固執も出る

今風レベルラインテンカラ釣りに席巻されている日本と違い
海外テンカラ釣りサイト参加者はその点まで理解されている
これもそのままに伝えるウェブサイトのお陰
・・・逆輸入tenkaraがもしかしたら昔からの毛鉤釣り(笑)

かの地ではその釣り文化を大事に守っていると言う
ずいぶん昔に釣雑誌で紹介されていたと思うが
その記事は多鈎仕掛けの瀬釣り方式ばかりの説明だったために
違う理解で終わった気がしているのはもしかすると痴呆症の始まり?

これは儚いwebでもそのまま伝わる最大の利点かもしれない
文章力に頼る記事よりも動画なればこその百聞は一見に如かず

悲しいのが「tenkara」検索だと画一的になり過ぎて却って世間が狭くなる

竿よりはるかに長いラインを使い逆さ毛鉤を振動させて
魚を掛けたら素早くそのラインを手で引っ張って取り込むのが
その「tenkara」と言う釣りらしい
・・・その釣り方だけ?
疑問を持つ方が多くなってきたのもwebの力



 

2017‐ 11月 犀川本流

  • 2017-11-06 (Mon)
  • fly
犀川本流 ドライフライシーズン
・・・普通の年なら・・・

唯々大雨に泣かされた今シーズン
犀川本流、天気晴朗なれども波高し・・・

普通なら川底はヒゲナガニンフの営巣で石も動かない
今年は石が泥を被っていたお陰で川底の石が動きます
蜉蝣もコカゲロウもほぼ飛びません
犀川殖産本流でお会いして
秋のドライフライシーズンの凄さをお話した皆様
今年はまだ始まらない様です・・・

本来なれば10月には中型カゲロウがチラホラ見られる時期
紅葉の中で澄み切った流れに浮かぶドライフライ
そのはずがもう11月
シンクレートに頼ったシューティングロッドでは無い
ダブルハンドスペイロッドにロングベリーラインの組み合わせに
シングルハンドでドライフライにも良い時期
其の筈なのに増水と濁りがいまだ続く・・・

グリースドラインはシルクラインの本領発揮
釣り続ければフローティングとインタミの中間ホバーライン
フライの違いで水面から水面直下を探る愉しみも有る
・・・この状況では笑い話

各ダムの放流で屋島橋辺りまでブラウンが降りてきているとか
そろそろ犬の散歩はダブルハンドを肩に背負って河原まで?
そんな妄想を夢見ながらも現実の川は増水中
灯火に集まる蜉蝣も少ないしそれを河原で追う鳥も少ない
つい最近まで各堤防は危険水位
それからすればだいぶ落ち着き時期を待つばかりでも
葦を背にしたサイドバイサイドのドライフライにはまだ早い

スウィッチングロッドと後から名前が付いた60年前の
ハーディー・ワイ・11fにDT7番見当のシルクラインでもと思って
怖いもの見たさに取り出してみても
いつもの膝下が胸の水深では釣りにならない・・・

[caption id="attachment_17560" align="alignnone" width="800"]DSCF5431 ハーディー・ワイ・11f[/caption]

セントジョージ 3 3/4 DT7 シルクライン
(もっと高番手が今の状況には合いそう・・・)

増水に合わせてヘビーフックで巻き直し

[caption id="attachment_17602" align="alignnone" width="800"]DSCF5433 2017‐ 11月 犀川本流[/caption]

巻き貯めたフライも出番が無い

秋晴れの中
天気に誘われ畑をトラクターで耕しても地面から水が出る程
気が早いけど
薪割りに除雪機各部グリスアップに試運転の冬準備
・・・明後日はまた雨

以下爺の戯言 ---------------------------------------------------

後10日もすれば山沿いは雪の時期
天気予報でもそろそろタイヤ交換の時期を伝える・・・焦る!

釣りを諦め山に転身
1週間前に出かけた時はシモフリも最後の旬
大黒(本シメジ)は笠が精一杯開いて虫の跡・・・
今回は山の畑を代えてナメコ狙い
早生気味のナメコと違い肉厚で大型ナメコに鳴く茸ビク
2時間の予定が倍の4時間 山の中をさまよい車まで2回往復
届ければ喜ぶだろう爺様達の顔がつい浮かぶ
その後が大変
タライを持ち出し井戸の前で2時間しっかり下拵え
・・・山の物は風味豊かで味も濃い

英国製フライフック

英国製フライフック
PARTRIDGE SEALEY  SPRITE ・・・・・

ハンドメイドだからこそか、同じ種類でもサイズ感が違ったり
日本製に比べて品質管理が上手く行っているとは思えないけれど
トラディショナルフライにはこれが無いと締まらない
INSPECTED BY
HELENさんの数がダントツで次にNICKYさん
MARYさん・LISAさん・CLAIRさん・EDNAさん・JOYCEさんJUDYさんCAROLEさん
顔も知らない検査員さんに
悪態を衝くことも沢山ありましたがそれも今は昔
何時の間にやら誰が検査したかも判らなくなり
廃盤につぐ廃盤に取り扱い中止・・・
ドライフライ用のアップアイフック(メイフライフック)や
ウェットフライの定番J1AやG3Aには関心が高いけれど
その陰にパーフェクト・ベンドのCS1/CS2 ・・・シーリーSF1
地域的なものかウェールズ方面のトラディショナルパターンに多い気がする
指定サイズがCS1~3 サイズ感は想像するしかないけれど
自分の中ではソフトハックルフライに出番が多い
廃盤後キャプテンハミルトンインターナショナルM/Wで復活
・・・これはCS7
L2Aも同じくキャプテンハミルトンバージョンで有りました
結局それも廃盤
代わりにスプライトフックのインターナショナル
・・・各サイズが大幅にパートリッジフックと違う

[caption id="attachment_17349" align="alignnone" width="800"]DSCF5424 キャプテンハミルトンインターナショナルM/W[/caption]

パーフェクトベンドのTMC111 オープンポイント・ショートシャンク
用途は同じ様でもポイントが出しゃばり爪先立ちのプロポーション
不満は有ってもそれでもまだ同じ様な鈎形状

代りが無いので有るだけ買い込んだ
ウェットフライフックで一番好きな SF11

[caption id="attachment_17375" align="alignnone" width="800"]DSCF5428 シーリー SF11 ウェットフライフック[/caption]

スプロートフックでちょっとロングシャンク
・・・今様のワイドゲイプに比べればの話
似ているTMC700に比べればミドルウェイト丸軸で角のとれた鈎形状
(TMC700に10以下のサイズが有ればと思う)
これがフェザーウィングでもソフトハックルでも毛鉤が引き立つ
実釣でも細軸で鈎掛かりが早い今風の鈎形状とは
口切れも無く掛かった後の保持力が違う

使っている物が何時の間にやら古めかしい物ばかり
買った当時は現行品

[caption id="attachment_17415" align="alignnone" width="800"]DSCF5430 英国製フライフック PARTRIDGE SEALEY  SPRITE[/caption]

今となれば宝の山(宝の持ち腐れ?)
在庫を持ち過ぎて今の釣具屋さんの状況も知らず浦島太郎状態・・・
釣りが趣味のはずでも無い物ネダリが趣味に成りそう(笑)

㎏単位でもこの程度なら自慢にもならないのが趣味の世界
ハックルだけでもタンス2棹以上の某氏なら
鈎だけでも桁違いの種類別に㎏単位
総数となると軽々10㎏単位になる
竹竿なら300本超えでExcel管理の某氏も
・・・桁違いの先達が居るのは笑うしかないです

以下爺の戯言 -----------------------------

刻印入りの古いホイットレーフライボックスに残る昔のフライ達
アップアイフックにアップライトウィングのドライフライ
オールコックスやパートリッジフックのシートラウトフライ
ブラインドアイフックにシルクガットのサモンフライ

竹竿にシルクラインで100年前と同じフライで今も同じ釣り
山から降りて犀川本流に釣り場が広がったお陰では有りますが
虹鱒・ブラウン・岩魚・山女魚・ブルックトラウトの五目釣り
一瞬では有りましたがそこにイトウにシルバーサーモンまで
・・・夢の様な釣場が広がりました

その点ではテンカラ釣りなり毛鉤釣りの毛鉤は寂しい限り
逆さ毛鉤の流行りは釣り場に合わせて当然かもしれないけれど
昔乍らの毛鉤釣りとなると逆さ毛鉤はあくまで本流用毛鉤

シンセティック全盛期でも天然素材の毛鉤は格別
先達の知恵の塊・・・
こんな事を感じるのも
昔の乙見ダム湖に虹鱒を放して釣り場にした
進駐軍の残した英式フライのお陰
鈎はパートリッジフックG3A
因果な巡り合わせ・・・

F.M. Halford  33FLY

The Floating Fly and How to Dress it

http://www.fishingmuseum.org.uk/index.html

Black&White-kebari

Black&White-kebari
白黒(段だら縞)毛鉤

遥か昔の憧れのコックハックルと言えば
赤文字ホフマンハックルのグリズリー
1枚で竿3本以上の貴重品
拝金主義の権化の様な存在
その後は巷に溢れるスタンダードハックル化
今ならナチュラルブラックの方が貴重品
ブラウンも無くなってきたとは恐れ入る(笑)

蓑毛    旧ホフマンハックル グリズリー
胴     スカンクテールガードヘヤ
リブ&タグ ゴールドワイヤーツイスト

[caption id="attachment_17227" align="alignnone" width="800"]DSCF5410 Black&White-kebari[/caption]

白黒段だら縞となれば一般的にはムースメーン
毛鉤には華奢なのでそれより強いスカンク仕立て

[caption id="attachment_17230" align="alignnone" width="800"]DSCF5411 Black&White-kebari[/caption]

毛鉤の強さは
一工程毎のウィップフィニッシュ
手巻き時代の名残り
手だけで持っているからの緩み止め
出来上がれば見えないけれど
大事な処は見えないもの

以下爺の戯言 ------------------------------------------

このパターンはフライで充分効果を感じている素材
この辺りが毛鉤の範疇からフライの範疇への転換点?

この毛鉤用鈎の形はフライで言えばカディスフック
マテリアルだけで毛鉤にもフライにも

カディス・ピューパ・パターン

ハックル    ライトオリーブヘン
ボディ     ダイド・ライトオリーブ・モール
オーバーボディ ターキーフェザー
リブ      ファインワイヤーとパールティンセルをツイスト

[caption id="attachment_17253" align="alignnone" width="800"]DSCF5412 kebari and Flies[/caption]

毛鉤とフライの端境は悩ましい処・・・
区別する方が可笑しいのかもしれない

単純にシンプルな物とか巻きやすいのが毛鉤とは思えない
昭和初期の鮎毛鉤の美しさ
染色を嫌い天然物を使う村田鈎
その後の染色物や蛍光色にラメを使う鮎毛鉤とは別格
ハヤ・ジンケン狙いの蚊頭でさえ手が込んだ作り・・・
(ハヤ=ウグイ ジンケン=オイカワ)

杣人毛鉤だけが何時の間にやら持て囃されているけれど
テンカラ釣り以前の毛鉤釣り時代の毛鉤の艶やかさ
・・・前出 キヨシ毛鉤

山女魚京毛鉤として前出では有るけれど
この系譜も本来の毛鉤
・・・岩魚用京毛鉤

[caption id="attachment_17263" align="alignnone" width="800"]DSCF5422 kebari and Flies[/caption]

先玉  オレンジ 
剣   グースバイオレット イエロー
胴巻  翡翠ウィングフェザー
帯巻  シルバーティンセル
元巻  オストリッチハール
蓑毛  コックデレオンヘン
金玉  GB
鈎   パートリッジフック TS2ST #12

毛鉤釣りなら竹竿からグラスに今のグラファイト
ラインもナイロン道糸からFCに富士流テーパーライン
FF釣りならハーディーJET8半6番からグラファイト
今はダブルハンドも竹竿にシルクライン
これも
個人の趣向・・・十人十色

PARTIDGE HOOKS Black finish

  • 2017-11-01 (Wed)
  • fly
パートリッジフック 黒染め
PARTIDGE HOOKS  Black finish

オリジナルのブロンズ仕上げにひと手間掛けて自己満足バージョン

パートリッジフック G3A #8 処理中

[caption id="attachment_17164" align="alignnone" width="800"]DSCF5404 パートリッジフック 黒染め[/caption]

パートリッジフック J1A #10 処理中

[caption id="attachment_17170" align="alignnone" width="800"]DSCF5405 パートリッジフック 黒染め[/caption]

フライに嵌り込んで先ずはドライフライ
次はウェットフライとなれば
パートリッジフックは当然の存在

パートリッジフック G3A
パートリッジフック J1A

これがウェットフライのパターンとバランスの基本
バーブの位置に合わせるタグなりボディの長さ
すると
自然にウィングの長さからスロートハックルの長さまで
ウェットフライの物差しのようなもの

[caption id="attachment_17132" align="alignnone" width="800"]DSCF5407 パートリッジフック 黒染め[/caption]

パートリッジフックのどうしても目立つブロンズ仕上げの弱さ
買い求めて年数が経つと乾燥剤入りでも少しづつ錆が出る
・・・怖いのは錆は錆を呼ぶ
フックの錆は発条効果も素材自体も脆くなる
結果・・・廃棄

廃棄するよりはBlack finish

フェルールの黒染めで使うガンブラック
上塗りニス代わりに薄めのヘッドセメント
後は小さい容器とニス塗用の小皿だけ

[caption id="attachment_17138" align="alignnone" width="800"]DSCF5406 パートリッジフック 黒染め[/caption]

ガンブラックはスチール用も有れば
ステンレス用も有るけれど
ブラス用のこれで充分に黒染め
弱さのお陰で良く染まります

処理方法 --------------------------------------
1、一袋分の鈎が浸る位(5ml程度)を小容器に入れて
2、ピンセットでかき混ぜる(5分以下で充分)
3、薬品を流して乾燥
4、小皿にとって
5、上から薄めのバーニッシュを2~3滴
6、万遍無くかき混ぜて
7、アイにワイヤーを通して乾燥
------------------------------------------------

各左がオリジナル 各右が黒染め処理後

[caption id="attachment_17099" align="alignnone" width="800"]DSCF5409 パートリッジフック 黒染め[/caption]

捨てるよりは益し程度と始めた事だけれど
錆取と表面保護だけではない黒仕上げのG3AとJ1A

自己満足の世界では有るけれどこれも楽しみ
太いウェットフライ用フックだから出来る事
この程度の処理ならポイントが爪に立つ

これから始まる毛鉤巻き強化月間
準備万端でゆっくり楽しみましょう

以下爺の戯言 ------------------------------------

手持ちが沢山有ったお陰で気が付きもしなかったけれど
ビニヤードのエンボスティンセルの模様が変わった辺りから
釣りにも行けずにいた5年間程度のブランクで
これだけ状況が変わるとは思ってもいなかった
まるで浦島太郎の気持ち・・・
パートリッジフックが何時の間にやら英国製品では無くなり
パートリッジの包装でも中身はコピー商品の様な
形が似ている別物の様なフック
それでもパートリッジフックが並んでいる事が珍しい
あれば値段も高く目を疑う様な事ばかり
久々の釣具屋さんが米国のバスプロショップ

[caption id="attachment_17269" align="alignnone" width="489"]WS000000 Bass Pro Shops Rancho Cucamonga[/caption]

シンセティック全盛でラインと竿ばかり並ぶ店内
コマーシャルフライが主流だからと納得していたけど
日本も変わっていたのに今更ながら気が付く情けなさ
免罪符とすれば性能は良くなった事だろうが・・・
何処で作られようと機能するなら良いけれど
ブランド化しているだけなら
敢えて高い物を使うわけでも無い

丸軸だった昔のストリーマーフックCS17
それが平打ちになっただけで巻き上がりに違和感

[caption id="attachment_17260" align="alignnone" width="346"]WS000000 ストリーマーフックCS17[/caption]

KEN BAKER EXTRA LONG LIMERICK STREAMER HOOKS
A fine limerick down eye hook for long streamer flies
for salmon,steelhead and trout.
Looped down eye.Black finish.

ロータス7がSr,4になった時と同じ
バスタブに4っつのタイヤが付いただけ

Home > 2017年11月

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