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2018年01月11日

蓑毛毛鉤 基本

蓑毛毛鉤 基本

毛鉤でもFLYでも巻き鈎の基本は同じ
毛鉤釣りの手練れも拘った蓑毛の質と毛色
valiant-fly なり Dr. Bagent Brown-flyと同様
違いはハックルの巻き量
スパイダーパターン同様にハックルで水面に高く浮かばせるのでは無く
使い手によりそのステージを自在に操るのが毛鉤
竿先を上げて浮かべるだけでなく水流に合わせ
水面を滑らせたり水面下を漂わせる
ドライフライの様に浮力の為に厚く巻けば用途が制限される

[caption id="attachment_19102" align="alignnone" width="800"]DSCF5577 蓑毛毛鉤 基本[/caption]

シンプルな道具

[caption id="attachment_19103" align="alignnone" width="800"]DSCF5579 蓑毛毛鉤 基本[/caption]

洗練され研ぎ澄まされた美しさ
使われることで尚更研ぎ澄まされる毛鉤
使い続ける事で強靭さと鋭さが増す
各地の名工の打ち刃物と同じ
・・・そんな毛鉤が巻ければと切に思う

自分が教わってきた各地の手練れ
必要はないかもしれないが
今ある材料と道具がその頃に有れば
どんな毛鉤を巻いたのだろうとも思う
そんな爺様達の要望に合わせて巻いた毛鉤
色々巻いたお陰で今も巻き続けている・・・

それはシンプル・フライフィッシングとして広まるtenkaraも同じ
FLYの基本的知識が有る彼の地で毛鉤がkebariになる楽しみ

実際に巻ける毛鉤
小賢しいだけで潔さの無い低下凡夫の毛鉤
・・・低下凡夫(teige-bonfu)は禿げたオジサンの意では有りません(笑)

以下 爺の戯言 -----------------------------------------

侘(Wabi)and 寂( Sabi)

・・・侘(Wabi)
簡素なkebariにある奥深く豊かな美しさを感じる心

・・・寂( Sabi)
時代を経たkebariの内面から滲み出る美しさを感じる心

・・・哀れ(aware)
kebariを使う事で胴は毛羽立ち、蓑毛も擦れる
朽ちていくものに対する感謝

・・・粋(iki)
kebariの本質を互いに理解している事

========= 理解されている方にあれこれと述べるのは 不粋(無粋 busui)

・・・様(sama)に成る
kebariの本質を理解している事

========= kebariの本質を理解せずに外観だけ真似るのが 不様(buzama)

日本人特有な美意識(美的概念)とされていますが固有では有りません
又、内包的な本質を理解するのは茶道からだけでは有りません
形骸化することでそれもまた外観に捉われた一つの形式美となります

外観では無くkebariの本質を理解しkebariを愛でる事

海外のテンカラフォーラムを拝見していると共通の美意識を強く感じます

(毛鉤に合わせて私自身の上記の語句に対する返答)

審美的なものとして黄金比が有りますが私達は白銀比の中に住んでいます(笑)

参考

英語対訳で読む日本の文化
https://japanese-culture.info/

侘(Wabi) and  寂( Sabi)
https://japanese-culture.info/essays/natural_foods/wabi_and_sabi

都人が愛でたのが絢爛の生活から垣間見る侘びと寂
その中で暮らす民が感じる自身と生活の侘びと寂

サドルハックルの長さを持つジェネティックコックネックを
ドライフライ以上に長さに任せてブラシの様に厚く巻き
それをテンカラ毛鉤と称する
お町の人が嗜むという今のテンカラ釣りにも似る

昔の爺様達はドライフライの様に
少しでも厚く巻くと魚の出方と喰いが悪くなるとして
鋏なり煙草で薄くした毛鉤とは別物

爺様の中にはタグ&リブ等の光物を敢えて使わない方も居ました
これは華美を避ける面も有るでしょうが
効果を理解した上での渓流魚に対する己の矜持と潔さ

口では
「岩魚は川の蛆、釣っても釣っても湧いてくる」と言いながら
頭から骨まで余さず食べるのも岩魚に対する礼儀

渓魚を尊びその住処に対する畏怖(恐れ敬う)気持ちの顕れ
山の岩魚に対する感謝は里の山女魚とは別格

毛鉤は丈夫で使い易い
それは道具として使われているからだと思います

一例として手道具の刃物が有ります

DSCF5582

用途に応じて形が違っていても
日本の打ち刃物とアメリカのナイフは共に美しい
勿論オピネル・ゾーリンゲン・・・・・

ただ打ち刃物の切れ味はたとえ山刀であっても剃刀と同じ
又、鋼の塊から作られた西洋の刃物と違って折れない
相反する鋭さと強靭さを兼ね備えるのが打ち刃物
それを砥石を数揃えて研ぎ澄ます・・・
知らない人からすれば手のひらサイズ程度でも
砥石の値段は理解の範囲を遥かに超える
それがまた違った意味での道具の内面につながる

毛鉤とフライの違いもそれに近い
使う鈎すら和釘の洋釘の違い

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