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2018年01月19日

伝承毛鉤の意味

伝承毛鉤の意味

伝承とは集団の中で伝え聞いた事を次に伝える事
英語ーfolklore
仏語ーtradition populaire

伝承は地域的特性と思い易いけれど他地域からもたらされた物も多い

仕事柄、各地を廻っていると共有情報が多いのに気が付く
「田舎の学問より京の昼寝」と言われるらしいが
それは田舎の通信網の広さを知らないお町の方の言葉
たった半日、田畑に出ているだけでこの周辺の話は伝わる
一日ともなればその広さと細かさは地方新聞紙以上にもなる
好きな釣りの話にでもなれば新潟・群馬・山梨程度は普通

爺様達の現役時代ともなると話の中に
ダム建設や道路網整備等のインフラ整備で来られた方も加わる
高度成長期の中央を介さない地方から地方への文化伝承時代
山形・秋田・宮城等ほぼ東北甲信越一帯から
果ては進駐軍の楽しんだflyまでその範疇に含まれる
蛇の道は蛇では無いけれど口頭伝承の素晴らしさには恐れ入る
趣味の道は果てしが無いけれどもこの時代を経た爺様達の毛鉤
それを含めて伝え聞いたこちらにすれば毛鉤の地域特性に疑問も感じる

毛鉤は伝承よりは伝統(Tradition)に近いのではないかと・・・

「伝承が古くからのものをそのまま後世に伝えていくことであるのに対し、
伝統は同じ技術や材料を使いつつも新しいことに挑戦し革新していくもの」

毛鉤の話で侘び寂から大和比に伝承に伝統・・・(笑)

己が伝え聞いた伝承毛鉤を伝統毛鉤に昇華する愉しみ
それを具体化しているのが海外のtenkara愛好家と感じてしまう

不思議な4月陽気の天候で林檎の剪定作業に追われ
震える手では好きな毛鉤も巻けないと思いもかけない方向に流れる

伝承毛鉤なのか伝統毛鉤なのか

手前勝手は充分承知していても
地域に根付いた伝承毛鉤の基本を踏まえての伝統毛鉤は面白い
剣羽根に山繭の染色だけでなく今あるフライ材料の活用
それでも毛鉤とフライを並べると出て来る違い


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